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ミニチュアダックスは要注意!?犬の脂肪織炎~愛犬に疑われた謎の疾患~

犬の脂肪織炎とは 犬のトラブル
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皆さんこんにちわ!Ayuです。

現在私は同棲しながら、ちょこ色ミニチュアダックス2匹と毎日楽しく生活中です♪

ラム♡メル
ラム♡メル

こんにちは!ちょこ色ミニチュアダックス兄妹、ラムとメルです♡

まだまだ暑い8月後半ですが、ここ最近は少し暑さがマシな気がします。

昼間は相変わらず猛暑だけど夕方は少し涼しくなってきました。

日が暮れるのもなんだか早くなってきてるような・・・

そろそろ私達が大好きなお出かけ日和な季節がやってくる気配♪

しかし季節が過ぎるのは早いですね~

さて、今回は前回記事で言及した愛犬ラムの身に疑われている“ある疾患”についてお話したいと思います。

前回記事とつながる内容なので先にこちらの記事もどうぞ↓

さっそくですが、その疾患の名前は“脂肪織炎”というものです。

現在もラムは脂肪織炎疑いで薬の内服治療を続けています。

いったいどんな疾患なのか

なぜラムはこの疾患を疑われているのか

そして今後の経過はどうなるのか

簡単ではありますが、脂肪織炎について少しまとめてみました。

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1.脂肪織炎とは

正式名は無菌性結節性脂肪織炎と言います。

皮下脂肪組織における炎症性疾患です。

免疫抑制剤で治療することでしこりが小さくなったり消えたりするので、

免疫介在性疾患とも考えられています。

足の付け根や腰付近にしこりができやすく、そのしこりが膨らんだり破裂したり、時には複数のしこりができたりもします。

残念なことにこの疾患の原因は不明です。

関連深いものとしては、手術の縫合糸からの発症があげられるそう。

適切な処置を行わないと排膿と炎症を繰り返し、犬の身体を衰弱させてしまいます。

そしてなんとこの疾患は、

ミニチュアダックスフンドに特に好発なんだとか。。。

しかもミニチュアダックスには薬の反応も鈍いことが多く、薬の量を減らしたり中止したりすると症状が再発することもあるとのこと。

よって生涯にわたり内服治療が必要になるかもしれないのです。

2.なぜラムは脂肪織炎疑いに?

ことのはじまりは、ラムが今年の1月に肛門腺炎の診断を受けた時からです。

その時は運悪くかかりつけの先生に診察してもらえず、

急遽近所の動物病院に受診しました。

診察時には抗生剤の皮下注射を打ってもらったのですが、

注射部位の肩甲骨の右側付近が、約1ヶ月経過した頃に急に腫れてきたのです。

大きさは約2×2㎝ほど。

しこり様で触るとぷにっと柔らかく、動く感じもありました。

いきなりのことで私もゴリラさんも何がなんだかさっぱりわからず。

肛門腺の治療も長引いていたので、治療途中ではありましたが、やはり信頼しているかかりつけの先生の病院に変更しました。

かかりつけの先生が診察したところ、診断結果は以下の通りです。

  1. 抗生剤の注射時は一過性のしこりができやすいこともあり、通常なら1ヶ月程度で自然に良くなる。
  2. しかし、ラムの場合は肛門腺炎の治りも悪いため、もしかするとミニチュアダックスフンドによくみられる疾患、”脂肪織炎”かもしれない

そして1番ショッキングなことに、

この疾患は完治がほぼ望めないと。

もし本当に脂肪織炎だとしたら、症状を抑えるための治療を続けていく必要があるのです。

3.しこりはなかなか小さくならず…

それからまた2週間ほど内服治療を続け、肛門腺の方はやっと綺麗に治りました。

しかし、肩甲骨右側付近にできた例のしこりだけは思ったよりも小さくならずでした。

抗生剤と合わせて免疫抑制剤の内服もしていました。

先生いわく、脂肪織炎だったら免疫抑制剤の内服で、しこりはある程度小さくなるか消えてくれるかと予想していたとのこと。

「もしかすると悪性腫瘍の可能性も否めない。」

先生から2度目のショッキングな診断。

初めにしこりを確認したときよりはいくらか小さくなっていたのですが、

まだビー玉くらいの大きさはあり、皮下組織としこりの根っこがしっかりくっついている?ような感じがしました。

ごくまれに、こういったしこりが悪性腫瘍になることもあるとのこと。

悪性のものなのか調べるためには生検をする必要があります。

しこりを除去するために手術するという選択肢もありますが、

脂肪織炎の疑いがある以上、縫合が必要な処置は行うべきではありません。

生検ですら針を刺して採取するので、できれば避けたい処置です。

もし悪性腫瘍かしっかり精査をするなら、専門的な大きい動物病院を紹介するという話もでましたが、とりあえず今は肛門腺が綺麗に治ってくれたので内服治療は一旦終了に。

しばらくは再発しないか経過観察することになりました。

再発すれば脂肪織炎の疑いはかなり濃厚、しなければ次はしこりについて今後どうするか考えるという方向性で決まりました。

4.診断後の飼い主の気持ち

上記の診断を受けて、診察中はなんとか堪えていましたが、帰りの車の中では我慢できずに泣いてしまいました。

ラムは全然辛そうじゃないし、いつも通り元気で楽しそうに車に乗っている。

病院が終わって、いつもの楽しいお出かけだと思っていたのでしょう。

それなのにラムの身体は治らない病気かもしれないし悪性腫瘍の可能性もあるだなんて。

脂肪織炎だったら、一生薬を飲まなきゃいけない、手術も容易にできない。

ケガや傷も治りにくいかもしれない。

そんな身体かもしれないのに、いつもと変わらないキラキラした目で車に乗っている可愛いラムをみていたら、自然と涙があふれ出ました。

しばらく泣いて落ち着いた後、これからどんな状況になろうとも、ラムの飼い主として全てを受け入れようと決心しました。

私がいくら悲しんで暗くなったところでラムの病気が治るわけではないですし。

とにかく今は肛門腺炎が再発せず、しこりも綺麗に治ってくれることを祈りました。

5.薬をやめたら肛門腺炎が再発

内服が終了してホッとしたのもつかの間、約3週間後のこと。

おそれていた肛門腺炎の再発が起きました。

こうなると、やはり疑われるのは脂肪織炎です。

“薬をやめたら再発してしまう”

これからはずっと逃れられないのか…とまたも落胆です。

また受診をして、抗生剤と免疫抑制剤の内服治療を開始しました。

薬を飲みはじめると肛門腺炎はまたすぐ綺麗に治りましたが、今度はしばらく免疫抑制剤の内服だけ切らずに続けていくことになりました。

もちろん徐々に減量はしていきます。

先生的には前回は早めに薬を中止してしまったので、今回は慎重に治療していきたいとのこと。

そして現在に至るまでお薬生活は続いております。

1つ予想外なことに、今まで変化がなかったしこりの方がなぜか急に小さくなりはじめました!

内服のおかげと考えるのが普通だと思いますが、前回約1ヶ月くらい飲んでいても効かなかったので、急に効くこともあるのかと少し不思議な気もするのです。

今では米粒くらいのかなり小さいデキモノって感じで、よく探って触らないとわからないくらいになりました。

完全に消えているわけではないし、これがまた大きくなりはじめたら悪性の可能性が高いとも言われましたがね。。。

でも私はこのまま消えてなくなっちゃうんじゃないかと思っています。

というかそれを願う…!

おわりに

ラムとメル、天使の寝顔♡

ラムのことがあるまでは、脂肪織炎なんて聞いたこともない病気でした。

しかもダックスは特になりやすいって。

本当にこの病気の原因ってなんなんだ?って感じですね。

ダックスといえば好発疾患はヘルニアくらいかなと思っていたので、まだまだ自分の知識不足を実感しました。

ちなみに現在のラムは、免疫抑制剤を5日に1回の間隔で1/2錠内服しています。

5日おきとなると正直忘れそうになります。。。

こんな飼い主でも一応は人間の看護師免許を持ってるので、内服だけは忘れないという執念だけはあるのですが…(笑)

夕食時にフードと混ぜてあげているので、きっとラム自身は薬を飲んでいることなんてわかっていません。

肛門腺も再発なく、しこりも異常なし。

ラムはいつも通り食欲旺盛で元気にしています。

たとえ薬をやめれなくても、ラム自身がわからずに元気で幸せならそれでもいいやと、気楽に考えられるようにもなりました。

私にとってラムメル、そしてゴリラさんと一緒に過ごせる毎日が本当に幸せです。

いつか起きるかもしれない病気のことを気にしながら生きるよりも、

日々一緒に過ごす”今の幸せ”を大切に暮らしております。

それでいいのです。

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